母なる川 5
震災後の復興事業で多くの歴史的な橋が架けられましたが、殖産興業による大企業の進出によって、水の汚れは進みました。
そして、戦後の高度経済成長期を迎えると、工場排水のたれ流しによって、隅田川とその支川の水質汚濁は、最悪期を迎えました。
また、工場の地下水くみ上げによる江東デルタの地盤沈下、高潮災害対策のためのカミソリ堤防、都心の交通緩和策の首都高速道路などによって、隅田川へのアクセスは遮断されました。
しかし、近年、物質を優先しすぎた反省から、快適な生活環境を回復する努力がなされ、公害を規制した結果、徐々にではあるが改善の方向性が生まれてきました。